迷子の日記。行ったり来たり。

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【本の紹介】『手ぶらで生きる。』by ミニマリストしぶ

初回投稿日:2019/11/30/210236

ミニマリストの方の動画や文章を読むのは面白い。新しい価値観、考え方、生き方が刺激的だし、何より、使われている画像や映像がすっきりしていて心地良いのです。

 

本には、まず、しぶさんのミニマリストになった経緯が記されています。よく耐えたな、と思う生活と家族の変化。大学受験期に私も経験しました。きつかったです。

 

それでも、しぶさんの本を読むと、うちは、何とか家族の形態を保ったし、経済面でも豊かではありませんが、どうにか立て直せたので(何年もかかりましたが)、幸せな方だったかもしれないと思いました。

 

少しだけ気になること

 

ミニマルに暮らす方の話には、必ず具体的な数字がでてきます。現実的で分かりやすい。しぶさんの場合、1か月7万円で暮らせるということです。

 

ただ、いつも思うのですが、こういった情報には、社会保険料や住民税が入っていません。

 

生活をするうえで、社会保険の負担はきつい。生きているだけで、存在しているだけで支払わなければならないお金です。生活費はかなり圧迫されます。

 

ミニマルな生活をする上で、1か月の経費に年齢にもよりますが、3~5万はプラスされるはず。

 

そう考えると、4畳半のワンルーム生活でも、1か月10~12万円の収入がコンスタントに必要になると思うのです。ミニマルを目指しても。

 

さよならだけが人生だ

本の中では、もちろん、物の処分の仕方(しぶさんの表現では「物の出口」)についても書かれています。自分の手中にある物は最終的に「売る」か「譲る」か「使い切る」べし。

 

物の手離し方について、様々な人たちの考え方を知ることはとても興味深いです。

 

しぶさんの効率的な考え方も「なるほど、なるほど」と思って読んでいましたが、面白かったのは「さよならだけが人生だ」のくだりです。

 

ものだけでなく、最後をどのように締め括るかは人生全体に通じる、ということで書かれていたのですが、伊東歌詞太郎さんの曲名として紹介されています。

 

ネットで調べると確かに、伊東歌詞太郎さんの音楽が検索結果の一番上に表示される。

 

あれ?これは寺山修司の詩ではなかったかしら?

 

私の記憶もいい加減なものです。調べると、作家の井伏鱒二の漢詩の訳の一節らしい。これも時代かな、と思いました。

 

手ぶらで生きる。

いずれにしても、独り身の私が、他人に迷惑をかけずに生きなければと思えば「断捨離」とか「ミニマル」というのは参考にしなければならない、考え方・生き方です。

 

いろいろな方が、ブログやYouTubeや書籍に表しているこれらの片づけ方や暮らし方は、生きることへの漠然とした不安さえ払拭できるほどの強さがある。

 

私の部屋は雑然としています。お金に替えられるものは手放したのに。価値のないものに価値を見出してしまうのが、片づけられない人の特徴だとか。

 

私も『手ぶらで生きる。』

 

すっきりとした空間を手に入れたら、一回り強い自分になれる気がします。

 

 

『手ぶらで生きる。』はAudibleで聴くこともできます。読むのが苦手な方や、家事時間やバス・電車の移動時間の有効活用におすすめです。

Audibleで読書するときは、骨伝導イヤホンが便利。耳を塞がないので、周囲の音も聞こえます。

わたしはSHOKZのイヤホンを使っていますが、最近はイヤーカフ型もあるようです。

 

 

 
 

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