年頭に「せめて月1回はブログを更新しよう」と誓ったのも束の間、結局ライティングの締め切りに追われて気づけば2月が終わっていました。
文字単価0.5円で1記事1,000文字。
実際は1,300文字くらい書かなければならないのですが、執筆には少なくて3時間、苦戦すると5時間以上はかかるので時給に換算するのはやめておいた方がいい･･･そんな非常に効率の悪いお仕事に振り回されているうちにあっけなく2月が過ぎていったのです。
その間、何度か文字に残しておきたい出来事がありました。
2021年2月の出来事
2月最初の土曜日
パートで働き始めて、今まで経験したことのない過酷な状況に陥ってしまいました。
この日は土曜出勤日。
日中は、突然の激しい雷雨が断続的にあって部長と二人きりの気まずい空間をバリバリと大きな音で埋めていたのですが、帰宅する頃には嘘のように晴れ、思わず虹を探してみるほどすがすがしい状態になっていました。
「こういうのを小春日和って言うのかしら…小春日和の時期はもう過ぎたんだっけ？」
とりとめのないことを考えながらトボトボと歩いていると、途中に公園があります。
いつもなら人気のない小さな公園ですが、その日は若い親子が遊んでいました。
少し手前から小さな子の視線を感じてはいましたが、気づかない風をしてそのまま公園の横を通り過ぎようとすると、パタパタと走ってきてフェンスから体を乗り出すようにして、待ち構えた様子でこちらを見ます。
それからキラキラとした目で私の顔をしっかりと見て「こんにちは」と言ったのです。
3歳くらいの男の子でした。
声をかけた瞬間、唇をキュッと噛んでドキドキしているのが伝わって来るようでした。
足早に通り過ぎようとしたところだったので、振り返って「こんにちは」と返しました。
彼ははにかんだ様子で私の返事を確認したと同時に父親のところに走っていきました。
追いかけて行って「ありがとう」と言いたいのを押さえてバイバイと手を振って別れたのですが、思いがけずもらった幸せな感覚は1か月経っても鮮やかです。
いろいろあって、私は現在工場へ勤めています。
通勤は作業着で上からウィンドブレーカーを着てリュックを背負って歩いています。
時間帯がちょうど小学生の通学と重なるのですが、ある朝、見慣れない私を指さして一人の男の子が言ったのです。
「お母さんが言ってた。ちゃんと勉強しないとあんな風になるよって」
職場でも情けないことが多いのですが、今まで生きてきて一番の出来事だった気がします。
そのことがきっかけで通勤路を変えたのですが、ざっくりとしたウィンドブレーカーのフードを目深にかぶってリュック姿の私を男の子は挨拶するためだけに待ち構えていたのです。
いろんな傷が体中について痛いかどうかも分からなくなっていた私にとってその出来事はふいに見つけた虹のようでした。
2月最後の金曜日（1）
実家に戻るとき引越し侍予約サービスを利用したのですが、そのときにネットのお引っ越しが付属でついてきて面倒な契約手続きがつつがなく終わりました。
それだけでも十分助かったのですが、キャッシュバックサービスまでついているということでいつかいつかとしばらくはお金が戻ってくるのを待っていたのです。
ところが、正確には「指定回線の契約後半年継続利用が確認できたら」という条件付きだったのですが、すでに8か月が過ぎようとしていた今となっては待つのも空しい。
･･･すっかりあきらめたころに振り込まれたのです。
もともとは当然のことであったことでも一旦、忘れたりあきらめたりしてしまうとなんだかとてもラッキーに思えてきます。
過去記事＞＞【祝☆完結】ユウウツのタネその１：インターネット工事 - 迷子の日記。行ったり来たり。
2月最後の金曜日（2）
これは本当にうれしいことでした。
ブログを始めてはや3年目に突入です。
こわごわ始めたブログは試行錯誤を重ねながらなんとか続けていましたが、いずれ収益を上げられたら…という野望はいつしか遠く果てしない夢のごとく現実からどんどん離れていってしまいました。
今では口にするのも恥ずかしいくらいですが、そんなとき「振込のご連絡」メールが届いたのです。
金額はわずかです。
でも、夢が叶いました。
はじめの頃は、セルフバックをしてみたりしましたが、なぜか反映されなかったり、承認期間前にサービスが終わったりでセルフバックさえ現金化することができませんでした。
そんなこんなで3年目。
やっと手に入る野口英世様は奇跡の1枚です。
とは言え、翌日、登録口座間違いの連絡をいただき、振り込まれるのは今月末になったのですけれど。
私の場合、こんなものです(^-^;
明日からまたライティングのお仕事が来る予定です。
締め切りに追われる日々が続くので、ブログはゆっくり更新です。
それでも大事にしたいなあと思った2月最後の金曜日でした。
