迷子の日記。行ったり来たり。

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【ささやかな幸せ】ショートケーキをいただきました

初回投稿日:2022-03-09

お題「ささやかな幸せ」

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我が家の寒椿

請負の仕事の納品日だった今日は朝から忙しなく、締め切り時間と戦うように過ごしていました。

最近は、納品してから次の発注が届くまでの半日から1日の時間がとても貴重です。

 

掃除機をかけたかったのですが母が昼寝をしていたのでサボることにして、昼食の後片付けや溜めていた「手洗いモード」の洗濯をしました。

 

一通り台所が片付いたので、庭に出て賑やかになりつつある寒椿を写真に収めます。

遅咲きでしたが、固かった蕾が次から次へとほころんでいます。

 

洗いあがった洗濯物を二階に干していると、呼び鈴が。

「はい、はーい」と大声を上げながら慌てて下に降りると、お向かいの山田さんです。

 

「これ、ちょっと食べ助けしてくださらない?」

ショートケーキを持ってきてくださいました。

 

娘さんがご夫婦で洋菓子店をなさっていて、ときどきこんな風におすそ分けしてくださるのです。

 

「まあ、うれしい」

つい、声が出てしまいます。

即座に、「はしたない」と反省しますが、出てしまったものは仕方がない。

 

「お母様は?」

「今、昼寝中です。起こしてきますね」

 

リビングに駆け込んで、母を起こします。

 

寝ぼけ眼の母は、補聴器も付けずに玄関に出たものだから、山田さんとちっとも話が嚙み合いません。

 

「お隣の田中さんにはシフォンケーキをあげたの。ご主人が、ほら、甘いものダメでしょ」

「まあ、シフォンケーキ大好きよ」

 

もうドキドキです。

 

「ショートケーキ一度に6つもは無理かしら?どれかお好きなの選んでくださる?」

「まあ、どれも美味しそうだわ」

 

「じゃあ、うちにもまだあるから、全部、助けると思って食べてちょうだい」

 

山田さんは、いつでもスマートな方です。

 

とにもかくにも、こうして6つのショートケーキをいただきました。

ケーキって、自分で買うのも楽しいけれど、人からいただくのって本当に幸せな気分になれます。

ありがたい。

 

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早速、紅茶を淹れていただきました。

もともとシフォンケーキの専門店なので、スポンジが独特で苺の酸味と生クリームのバランスが癖になるようです。

 

あとまだ4つ、楽しみが残っています。

 

私は、15年以上マンションで一人暮らしをしていましたが、賃貸マンションではご近所づきあいと言ってもエレベーターで一緒になるとき挨拶するくらいのものです。

 

面倒なことを切り捨ててしまえば、こういった人間関係も築くことができません。

「母はしっかりこの場所に根を張って生きてきたのだなあ」最近は、こんなことを考えることが増えてきました。

 

 

今日淹れたのは、伊藤園アールグレイ

オレンジの風味が気に入っています。

 

【昨年の椿】

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