迷子の日記。行ったり来たり。

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2025年11月7日。柿に恵まれた秋の日

11月4日火曜日、少し離れた大きめのスーパーへ久しぶりに生鮮品を買いに出かけました。帰り道、小学校の向かいに柿の露店を見つけました。


以前そこには小さな電気屋さんがあり、この季節になると柿畑を持つ方がお店の前に露店を出して、格安で柿を売ってくださっていたと母から聞いたことがあります。私も何度かその場所を訪れましたが、電気屋さんがなくなってからはその光景も見られなくなっていました。ところがこの日、手書きで「一かご450円」と書いた段ボールを置いて、年配の女性がちょこんと座っていらっしゃったのです。


母がそこで柿を買うのを楽しみにしていたことを思い出し、重い荷物を片手に立ち寄りました。「今日採ってきたばかり。おいしいわよ」と声をかけられ、ふと細かいお金を持っていないことに気づきます。
「一万円札しかないんですけど…大丈夫でしょうか」と尋ねると、「大丈夫大丈夫。お釣りならいくらでもあるわよ」と明るい調子で返してくださいました。
うれしくなって「一かごください」と伝え、まだ熟しきっていない硬そうな柿を盛ったかごを選ぶと、「あなたは硬い柿が好きなのね。もうお店を閉めるから、硬そうなのをおまけしておくわ」と言って、まるでもう一盛り分ありそうなほどの柿をおまけしてくださいました。
どれもまだ日持ちしそうな柿ばかり、全部で10個くらい。
スーパーの買い物と合わせて相当な量の荷物を持ち帰ると、母の喜びようといったらありません。頑張った甲斐がありました。

それから毎日一個、皮をむいて8等分にして母と一緒に楽しんでいます。


そして11月7日。
母の友人であり、私の幼なじみのお母さんが「あなたのお母さん、柿が大好きだったでしょう。少しだけど庭で採れたから」と、ゆずと一緒に届けてくださいました。

あっという間に我が家は柿祭りのような賑わいです。


思い返せば去年までは、この時期毎年、町内の柿山で採れた柿を秋祭りの会場で販売してくれていました。事前に回覧板で予約を募り、当日は早い者勝ちで選ぶ仕組みでした。
今年も回覧板は回ってきましたが、今年は予約制がなくなり、しかも値段は「時価」。
昨年の秋祭りは新しいマンションの住人でにぎわい、古くからの住人は居場所がないような雰囲気で、柿も予約制でなくなったらもう行くことはないなと思っていたのです。


お店でもなかなか良い柿に出会えず、今年は母に寂しい思いをさせてしまうかと心配していましたが、思いがけず、露店の方やご近所の方からたくさんの柿をいただき、母と一緒に楽しむことができました。


母の記憶は秒単位で消えていきますが、目につくところに柿を置いておけば、見るたびに「わあ、すごいわねえ。美味しそうな柿ねえ」と声をあげます。それはそれで幸せなこと。こうして自然の恵みや人の温かさに触れられることは、本当にありがたいことだと感じています。

 

三年ぶりの町内の秋祭り - 迷子の日記。行ったり来たり。