どうして、こう、どこに行っても似たような人に会ってしまうのでしょう。というか、こんな人が多いのでしょう。
「私はもっと認められるべき」
「私ってすごい」
「私を褒めて」
「私を見て」
承認欲求と言うのですね。
この「承認欲求」が過剰な人が、世の中には多い。そして、そういう人に限って当人が思うよりずっと「平凡」です。
今の会社でも、新参者の私のことが気になって仕方がない人が一人います。常に、私が何をして誰と何を話しているのか気になって気になってしょうがないらしい。
彼女は、勤務3日目に会社の通帳を渡されて、社長室で経理の仕事をしていた私に「我が物顔で態度が大きいよね。私は気が小さいからとてもあなたのようにはできないわ」と言って、自分の机を拭いた雑巾を「これ洗っておいてくださる」と渡してきました。
彼女は1年も勤めていて、まだ仕事らしい仕事を与えられていない行政書士さんです。
何も聞いていないのに「私は結婚が早くて、働いた経験がないの。暇だったから行政書士の資格を取ったの。子供から手が離れたので社会に参加したくなったのよ」と教えてくれました。
お昼休みには、さっき何を話していたか、と妙なチェックが入ります。大した会話ではないのに「彼は私にはそんなことは言わなかった」と、まるで会話の一言一句聞き逃さない、といった勢いで、私と誰かの会話についてあれこれ言う。
面倒に感じてはいましたが、まあこれくらいなら、と思っていたのですが…。
ついに、私の仕事に手を出し始めてしまいました。暇なのです。気の毒だけれど、彼女は。
年内最終の書類準備するためにファイルを開けて唖然としました。
申請のために準備している顧客ファイルを片っ端から開けて、順番を替え、ファイリングの中にさらにクリアファイルを入れて書類を細分化してくださっています。
マトリョーシカ。。。
「私がチェックリストを作ったから、これを使って」
自信があったのでしょう、事務所内に聞こえるように言っていた書類のチェックリストも入っている。
しかも、処理の済んだ束をわざわざばらして、これから申請する書類の束へ混ぜて、自作のチェックリストに大きく✔マークを入れています。
社長から、今日中に直すように言われて半日かけて整理しなおしました。
こういう人に限って、何もないと「行政書士」の資格を盾にし、何かあると「ずっと主婦で実務経験がない」と言う。
そして、些細なことに自己アピールがすごい。
いつもは郵便の投函は私がしているのに、社長や役員がいるときは、帰りかけていてもわざわざ事務所に戻ってきて「私が郵便を投函しておきます!」と彼らに声をかけて、郵便物を持って帰ります。
こういう人にいつも私は振り回される。
ああ、もうたくさん!
私はあなたがぐしゃぐしゃにしてしまった書類を整理しなおすのに残業しました。
誰かに承認されることってそんなに重要でしょうか。
等身大で。自分のできることを粛々とこなすことの何に不満なのでしょう?
承認欲求上等。但し、他人を巻き込まないでほしい。
毎日毎日、おしゃれに余念がなく、コートも毎日取り替えて、楽しむことはいいでしょう。
けれど「すてきですね」と声をかけるまで、毎日同じ格好の私の服をつまんで「カワイイ」と言うのもやめてほしい。
ああ、もう、本当に、面倒くさい (-_-;)
まだ、1か月も経っていないのに、キレてしまいました。ゴメンナサイ。
疲れた一日でした。今日はもう寝ます…(-"-)
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