ついに母にワクチン接種の通知が届く!
郵便受けを見ると、母あてに郵便が届いていました。
新型コロナウイルスのワクチン接種の案内です。
「ついに来たか」
不謹慎にもそんな風に思う。
なんの保証も確証もない中での接種です。
医療従事者の次が高齢者、と聞いたときすぐに不安を口にした母でしたが、不安に感じるのも仕方ないでしょう。
その後、テレビニュースや新聞を見ながら、「まだまだ先でありますように」と半ば祈るような状態でいました。
近所は高齢者世帯が多いので、ご近所の方と顔を合わせるたび話題はワクチン接種のことになるらしく、「もうしばらく待てば、注射針が細くなるらしいの。向かいの山田さんがね、予防接種の日付は後のほうがいいって教えてくれたのよ」と話します。
いつから「副作用」という言葉を使わなくなったのでしょう。
テレビではしきりに「副反応としては…」と説明しています。
どちらにせよ、先発隊で接種をしていただく母たち世代の目下の憂慮は、副反応よりも注射が痛いか痛くないかにあるようで、うまく説明できないけれどなんとなく安心したのです。
いや、確かにテレビに映る注射針は極太に見える。
わたしも怖くなってきました。
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