今週のお題「鬼」
初回投稿日::2022/01/28 最終更新日:2023/09/13
昨年末にはお正月準備の写真、年始には正月花や葉牡丹の写真などを準備してブログを書く気満々だったのですが、あっという間に1月も終わりです。
昨日は仕事で久しぶり終日外出をしていました。
母は、怖いぐらいのスピードで衰えていっていますが、それでも昨日はなんとか平穏に終えられたつもりでした。
ところが、です。
今日、在宅の仕事に一区切りついたころ、突然スマホに「防犯情報」なるものが届きました。
見ると【特殊詐欺被害防止情報】とあります。
最近、特殊詐欺の予兆電話が多発している、とのこと。
ふと気になって母に尋ねたところ「あら、そんな心配はご無用よ」と言いつつ、ふと思い出したかのように
「そういえば昨日ねえ」と話し始めます。
よく聞くと、作業着のような服を着た大柄の男性がインターホンを鳴らして、出ると「ちょっと家を見せてもらえないか」と言ったのだそうです。
「あら、市の方?それとも県の方?」と尋ねたところ
「個人です」と答えたらしい。
市か県の職員なのかと尋ねたところまでは良かったのですが、その後
「大柄で、一瞬”えっ”と思ったけれど、別に悪そうな人ではなかったから、”どうぞ”って言ったのよ」
「お母さん!」つい叫んでしまうと
「あら、大丈夫よ。だって、そのあと、今日は午前中に浄化槽の点検が来るし、あなたもいること伝えたから」
唖然としました。
その男性は、うちの敷地をぐるりと一周して裏庭から表まで確認していたそうです。
裏庭には、畳んではいますが脚立を2台置いています。
大きいほうを使えば、上背のある男性なら2階にも簡単に上がれるでしょう。
母の認知力はかなり衰えてはいますが、母の記憶によれば180㎝はあったと言います。
私の住んでいる辺りは高齢化が進み、つい先日も、少し先の高級住宅街を不審な男性がうろうろしているのを見かけたばかりです。
高齢世帯の防犯対策は、電話だけでなく家人不在で老人だけになったときの訪問者に対しても必要だと痛感しています。
実家に帰ったばかりのころ、管轄のお巡りさんが訪ねてきてくださり「最近は落ち着いているが、少し前まで高齢世帯が増えたからか空き巣被害が増加していた。娘さんが帰って来られて良かったですよ」とおっしゃったのを思い出します。
母は私があれこれ聞いたり「知らない人を敷地内に入れたらだめよ」と言ったりしたのので「お母さんはまだまだ頭はしっかりしていますっ」と少し機嫌を悪くしてしまいました。
しばらく様子を見るべきか、警察の安全窓口に連絡するべきか。
思いの外すっと判断したり行動したりできないものです。。。