迷子の日記。行ったり来たり。

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【iPhone】目覚ましアプリ頼みの朝ドラ生活

初回投稿日:2019-08-30  更新日:2022-03-15

                                <a href="https://www.photo-ac.com/profile/1190445">photoB</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真

※本記事は、2019年8月30日に公開し、2020年10月15日に加筆修正しています。


目次

 

規則正しい生活

前職を辞める前に決めていたことがある。規則正しい生活をおくること。私は生来、なまけものでだらしがない。

 

だから、通勤や通学といった強制力がなければ、決まった時間に起きられず、いつまででもだらだらとベッドで過ごしてしまう。

 

ずっと、スマホのアラームや睡眠計測アプリを4つ使って起きていた。先週まで、毎朝6時半には起床し、ごみを出したり、朝食の支度をはじめたりしていた。

 

だが、先週の土曜か日曜だったと思う。ふと、この生活の利点は何かと考えた。それは、現時点では1つしかない。何にも縛られないこと。

 

アラームのない生活

今週の月曜から、アラームなしで寝ることにした。それでも、6時にはテレビの電源が自動でONになるように設定しているので、毎朝、遅くても6時半には目覚める。

 

それが、今朝は起きられなかった。いつもは、教育テレビの語学番組が終わり、ラジオ体操くらいでゆるゆると起きるのだが、ピタゴラスイッチの音楽が聞こえて「あれ?」と思った。

 

時計を見ると7時半。「しまった。終わってしまった」声が出た。

 

おしん

仕事を辞めてからBSを見ている。初めて接続して見たのがNHKの「おしん」。再放送だ。私はリアルタイムで「おしん」を見ていない。

 

だから、今まで「おしん」は、小林綾子さん主演で、貧しい日本の山村でつつましく辛抱強く真面目に生きた女性の話だと思っていた。

 

昔から、田中裕子さんが大好きだ。彼女の演技には空間と行間がある。向田邦子さんのエッセイが好きで「父の詫び状」「女の人差し指」「夜中の薔薇」その他、手当たり次第に読んだ。

 

その向田邦子さんの小説がお正月に田中裕子さん主演で放送されていた時期があった。そこはかとなく寂しそうで哀しそうで、そして蠱惑的な彼女の演技を息を呑むようにして見ていた。

 

 

その田中裕子さんが「おしん」を演じていたことを全く私は知らなかった。ドラマのおしんは、私の知っている「おしん」とは別人だ。無駄な我慢はしない。見切りをつけるのが早く、努力の人だ。

 

彼女は選ぶ。選ばれるのではなく、伴侶も事業も自分で選ぶ。身につまされるような苦境から逞しく立ち上がる主人公の姿は、先の見えない今の私にとって、「まだできることはある」「考えろ」と言われているようで、あっという間に朝の日課になった。

 

ドラマは、意地悪な姑の仕打ちに耐えるだけの生活に見切りをつけ、夫と夫の実家を捨てて再出発をしようとした矢先にけがをして身動きが取れなくなってしまうところ。右腕に麻痺が残り、夢も希望も失ってしまった状況だ。

 

それを今朝見逃してしまった。他人からすれば「たかがテレビ」だが、今の私には「やってしまった」と声が出てしまうほどのことだった。

 

 

ついでに、すこしだけNHKのこと

マンションに入居するときに、BSが受信できることは聞いていなかった。仕事が忙しく、ほぼテレビは見ない。引っ越して一番に、NHKの手続きは済ませた。

 

なのに、ある夜10時過ぎ見知らぬ男性の訪問。NHKだ。受信契約について、と言うので、手続きは済ませていると答えると、BSの受信料が払われていない、と言う。BSは見ていない、と言うと「部屋に入らせてほしい」「テレビのリモコンを確認したい」と言う。

 

インターホン越しで、相手はエントランスからであったので、夜遅い訪問は困ると伝えてインターホンを切った。同様の話は、同僚からも多く聞いた。数年、そのような状態を放置していたが、今年、封書が届いた。

 

「BSが受信できる機器をもっていたら、視聴の有無にかかわらず受信料を支払う義務がある」という内容。契約用のハガキが入っていたのですぐに投函した。

 

3月30日に届いたハガキを翌朝3月31日に返信したら、3月分の受信料から徴収された。「まあ、そんなものか」と思ったが、支払いが正当であるとするならば、なぜ最初から書面を送らないのかと思う。

 

夜に見知らぬ男性にインターホンを鳴らされることが、どれほど気味の悪いことか。とりあえず終わったと思っていたら、最近またNHKの訪問が続いた。

 

怖いので応答しないでいると、小さなメモが郵便受けに入っている。「支払いについて話したいことがあります」。なぜ、書面にしないのだろう。受信料はきちんと口座から支払い済みになっている。

 

それが正当であるのなら、書面を送って、必要な対応をしないところにだけ訪問すればいいのではないか。社会保険料のように、強制的に納付書を送り付ければいい。

 

知人に方法を教えてもらい、初めてBSに接続してNHKを映すと、画面の1/4くらいにメッセージが表示されている。このメッセージを消したければ、住所など個人情報を電話かWebでNHKに連絡するようにということらしい。

 

字幕の必要な外国映画などは、そのままだと非常に見辛い。嫌な気分しかしない。そもそも、部屋に上がらせろとか、リモコンを確認させろと言う前に、このマンションは共同アンテナだと伝えれば済むことではないか。

 

手続きを終えた住居は、確認できた時点でアラートメッセージも消す。システム管理であれば、難しいことではないはず。敢えて現行のやり方を変えない理由が分からない。

 

N国党の存在は、先日の選挙前の新聞で知った。時代にそぐわない訪問営業を行うNHKよりずっと主張が分かりやすい。共感するし、応援したくなる。。。