【どうでもいい話】ドラマ『エール』を見て思うこと
本当にどうでもいい話で恐縮ですが、朝のテレビドラマ『エール』を見ていてずっと思っていることがあります。
今回は、ちょっとそれについて書いておこうと思います。
【ドラマ『エール』を見て思うこと】
1. 同時代のドラマ『おしん』と比べて感じた日本の格差社会
ドラマは、戦前から前後の日本が舞台です。
昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而と、歌手としても活躍したその妻・古関金子をモデルに、昭和という激動の時代の中で人々の心に寄り添う数々の曲を生み出した作曲家とその妻の波乱万丈の生涯の物語を、人物名や団体名を一部改称して再構成しフィクションとして制作する。
上記、ウィキペディア(Wikipedia)によれば、主人公の作曲家・古山裕一は、1909年生まれ。
おしんが描かれているのは、主人公の裕一が誕生する2年前からのことです。
物語は明治40年(1907年)の春、明治も終わりにさしかかった山形の貧しい小作の娘・谷村しんの少女時代から始まる。
情報によれば、おしんは裕一より5歳くらい年長ということになりますが、ほぼ同時代が描かれていることになります。
2019年『おしん』は、BSで一挙再放送されました。私は、それまで『おしん』を見たことがなく、小林綾子さんだけがぼんやりと記憶にある状態でした。
それが、再放送を見て、初めて田中裕子さんが『おしん』を演じられていたことを知ります。
あっと言う間に引き込まれて、夢中で見ました。
『おしん』は山形の小作農家に生まれた主人公が、戦前から戦中、戦後と生き抜き、事業家として成功*1する物語です。(非常に乱暴な説明ですが (^-^; )
『エール』は、もともと、窪田正孝さんの演技がとても好きだったので、毎回、とても楽しみにしています。妻役の二階堂ふみさんも好演で、オペラ歌手役の柴咲コウさんが美しい。
描かれるドラマは、確かに順風満帆とはいかない、家、才能、モノを創造する人の懊悩などとても繊細かつドラマティックに描かれていて引き込まれます。
けれど、初回に「これは、『おしん』と同時代の物語だ」と思ったときから、ずっと「住む世界が違うとはこのことだ」と感じながら見てしまいます。
「この頃、おしんは、実家を後にし、東京で髪結いとして独立しようとお師匠さんのところへ力業で弟子入りしていた」とか「同じ頃、おしんは、夫の実家で、身重ながら田んぼに出て流産したのだ」とか、また「この頃には、おしんは、夫の実家を捨て、魚の行商を始めたはず」などと、ついつい比べながら見てしまうのです。
『エール』に出てくる人たちのいでたち*2は華やかです。白襟のワンピースは清楚で、帽子姿は優雅で美しい。
どちらも素晴らしいドラマですが、片や努力と才能の物語。片や貧困からの物語。比較すると、同時代の日本の格差社会が、非常に顕著です。
私にとっては「羨ましいな」と思いながら見てしまうのが『エール』。身につまされるのが『おしん』なのです。
【ドラマ『おしん』についての過去記事】
2. 御手洗ミュージックティーチャーって似すぎてる!?
ホント、どうでもいいことですが、音*3の音楽の先生、御手洗ミュージックティーチャーって、シシド・カフカさんそっくり!?
あまりにも似ていて、ご兄弟かと思ってしまいました。
演じているのは、古川 雄大(ふるかわ ゆうた)さん。ミュージカルなど主に舞台で活躍なさっている俳優さんのようです。
シシド・カフカさんは、同じくNHKの朝ドラ『ひよっこ』にも出演なさっていました。メキシコ生まれだそうです。
『ひよっこ』は、2017年度上半期放送のNHK「連続テレビ小説」第96シリーズの作品である。2017年4月3日から9月30日まで放送された。
ご存知の方も多いかもしれませんが、シシド・カフカさんはドラマーとしても有名でポッキーのコマーシャルをご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。
お二人の接点は見つけられませんでしたが、ちょっと写真を並べてみたいくらい、とっても似てらっしゃる。
お二人とも、目鼻立ちのすっきりした美しいお顔立ちの方です。