迷子の日記。行ったり来たり。

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贅沢な一日

                                <a href="https://www.photo-ac.com/profile/413879">くぽ丸</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真


昨日は、セミナーの後、受講生に捕まってしまい、立ちっぱなしで1時間過ごしました。

 

最終勤務日でもあったので、スーツにパンプス。

 

家に着くと、足裏にはマメができていて、

パンパンに張った足が、本当に棒のようです。

 

お裾分けで、長老社員の方がくださったピオーネのお土産に無邪気に喜ぶ母に、実は仕事が今日までだと話しそびれてしまいました。

 

疲れているだろうからと、先にお風呂を勧めてくれたので、さっさと入浴を済ませます。

 

自分の部屋に上がって、パソコンを立ち上げた途端、強烈な睡魔に襲われました。

 

まだ、10時前というのに、身体が鉛のように重く、キーボードどころかマウスのクリックさえ億劫に感じられる。

 

立ち上がったばかりのパソコンをすぐに終了して、昨夜は、そのまま布団に倒れ込んだのです。

 

今朝は、いつも通りに起きました。

本当は時間を忘れて眠りたかったのだけれど。

鉛のように重い身体は、一向に軽くならず、まだ昨日を引きずっているようです。

 

今月から始めたテレビのラジオ体操を、今朝は諦めました。

どんよりと重いのは、身体だけではないようです。

 

いっそ、今、話してしまおうか、とも思いましたが、すっかり年をとった母に穏やかな反応を期待するのは難しい。

 

いつも通りに支度をし、明るく手を振って、家を出ました。

 

リストラされたサラリーマンって、きっとこんな感じなんだろうなあ、などと思いながら、いつもより2つ先の停留所まで歩きます。

 

こんな日に限って、時間通りに来るバスに乗り、今度は2つ前の停留所で降りる。

 

汗ばんできたので、バスステーションの化粧室に寄ります。

持参したタオルで汗を押さえながら、ふと時計を見ると、あと5分で図書館が開きます。

 

今朝、ラジオ体操をサボった分は、これで取り戻せるかな、などと考えながら、図書館までさらに2停留所分歩きました。

 

開館直後と言うのに、そこそこの人が訪れています。

 

奥の隅の方に空いていた机に座り、借りていた本をバッグから取り出します。

 

今日は一日、ここで本を読む。

 

贅沢な一日です。

 

 

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