はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
※投稿日:2021年7月15日
先日、新聞の第一面に、以前2、3回お会いしたことのある方がパラリンピックの代表に選ばれたという記事を見つけました。
彼は先天性の障害で幼いころから車椅子の生活です。
中学生になるまで「障害は個性のひとつ」と育てられ、普通に友達と学び遊んでいましたが、あることがきっかけで長い間、家から出ることができなくなってしまったそうです。
その後、陸上と出会い、オリンピックを目指すようになったと聞きました。
晴れ晴れしい顔写真には、そんな長い時間がキラキラとした背景になって見えるようです。
私がコロナ禍の状況でオリンピックを楽しみにしようと思ったきっかけは、もう1つあります。
内村航平選手です。
彼の演技をはじめて見た時がいつだったかは、もう思い出せません。
朝寝坊して、テレビをつけたら、そこに彼が映っていました。
鉄棒の演技をしている彼に一瞬で釘付けです。
今まで見たことのない超高速の回転に、早回しなのかと思ったほどでした。
それからずっと彼のすべての演技に魅了されていますが、ある日、彼がインタビューに答えて言っていたのです。
「どうもオリンピックを取りやめる議論ばかりがされている気がするのですが、どうやったら開催できるかを考えていただきたい」
その日から、私はずっとオリンピックの開催を楽しみに待つことにしました。
>>オリンピックが楽しみだ! - 迷子の日記。行ったり来たり。
東京オリンピックの開催は、7月23日の金曜日からだそうです。
あまりに大々的なプロモーションが少なくて、いつから始まるのかあやふやな人も多いかもしれませんが、オリンピックは一週間後には始まります。
屈託なく、選手の方々を応援したい。
ここまでの道のりを称える気持ち、尊敬する気持ちでもって、素直に心から声援を送りたいと思います。
オリンピックが楽しみです。