熱戦甲子園終了!Workin’Hard(藤井風)の公開が待ち遠しい
初回投稿日:2023/08/24 最終更新日:2023/09/10
熱戦だった甲子園が終わりました。
途中、台風の来襲もあり、毎年ながら猛暑と悪天候のなか、すべての関係者の方々に心から「お疲れさまでした」と伝えたい。
我が家では、例年、格別甲子園で盛り上がることはありませんでした。
もちろん、高校生くらいまではそれなりに注目しましたが、何やかやと興味が分散して、気がつけば夏も終わりということが多かったのです。
それが今年は、ご多分に漏れず我が家もWBCにはまり、そのまま高校野球に突入しました。
とくに母が驚くほど野球好きになって、全試合テレビで観戦してはその様子を語ってくれたのが面白い。
日ごと話す内容が専門的になってきて「ゴロ」とか「打ち上げた」とか、昔から野球好きだったかのような話しぶりです。
テレビやネットのニュース・新聞記事などからも激闘の様子は熱く伝わりました。
私はほとんどの試合がリアルタイムでは見られなかったのですが、最終の延長戦などいくつかはテレビにくぎ付けで観戦しました。
絶望的に思える点差を逆転したり延長戦で敗れたり、悔しくて涙が止まらない選手ややり切った達成感で白い歯を見せる選手など、見ているだけで心を打たれました。
そして、決勝戦まで観終えて、いまさらのように藤井風さんの「Workin’ Hard」の詩が染みてきたのです。
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藤井風さんの「Workin’ Hard」は、今年のバスケットボールワールドカップのテーマ曲です。
公式リリースは明日(2023年8月25日)だそうですが、すでに楽曲の一部が流されており、強化試合のテレビ放送でも耳にすることができました。
ジャジーなリズムとアンニュイな風さんの歌声は、一度耳にしたら離れない中毒性があります。
風さんらしい、勝者敗者の分け隔てなく選手を称える歌詞も美しい。
それでも私は、初めて耳にした時、「これから戦う選手たちにこの曲がふさわしいのだろうか」と少し懐疑的な気持ちになりました。
もっと勇ましく、もっと選手を鼓舞するリズムや強い歌詞がふさわしいのではないかと感じたのです。
ですが、甲子園を観終えたとき、急に「Workin’ Hard」が頭の中を流れだしました。
それまでの考えが180度変わり、やっと「Workin’ Hard」の詩の意味が理解できた気がしました。
結果ではなく、結果を得るまでの過程を称える。
試合を終えたら勝者と敗者に分かれますが、試合が終わる瞬間までは、皆、勝ちに向かって戦っているのです。
試合を観終えると、勝者だけを称える気持ちにはとうていなれません。
だからこそ、勝っても負けても「みんな凄い!」のです。
公式リリースまであとわずか。
あらためて、じっくり味わって聴きたい。
I can't wait to hear the Kaze's new song "Workin’ Hard" !!
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今朝は4時前から、北朝鮮のミサイル発射情報で2度起こされました。
昭和世代ですが、子どものころはすでに戦争は遠く、平和が当たり前の時代に育ちました。
人間は愚かです。
第二次世界大戦から随分時間が経ち、きっとあのころでは考えられないほど技術は進歩しました。
いつでも世界の情報は手に入り、世界は自由に行き来でき、さまざまな国の人たちとインターネット上でつながれるようになったはずなのに、まだあの頃を繰り返そうとしている。
戦いが、お互いに称え合えるものだけになる日がくることを心から願います。