朝5時のゴミ出し
初回投稿日:2023/08/28
今朝は5時前に起きました。
正確には4時45分。
身体はなかなか起きてはくれず「あと5分…あと5分」と言っているようですが、ゆっくりとうつぶせになり、下半身だけ正座のように曲げる。
上半身はうつぶせのままで両手を遠くにまっすぐ伸ばすと、脇と腰のストレッチが効いて気持ち良い。
指先からゆっくりと覚醒して、「さあ、起きよう」全身が私を説得する。
…月曜日は、可燃ゴミの収集日です。
最近は新興住宅地が加わったこともあり、7時ごろに出しに行くと、ゴミの収集所がパンパンで扉を開けると雪崩のように崩れてきそうな日もあります。
ほんの2、3年前までは、奥から整然と並べられていたのに。
最近は6時過ぎに出しに行っても、ゴミ袋が手前から置かれて、投げ入れたかと思うほど中途半端な場所で倒れていたり、指定のゴミ袋で出されていなかったり、明らかに可燃物でないものが置かれていたりするのです。
先週は誰が何を捨てたのか、収集所のコンクリートが液体で濡れていて、足を踏み入れるのがためらわれるほどでした。
ほかにも書ききれないほど煩わしいことはたくさんあります。
考えた挙句、薄明りの中、ゴミを捨てに行くことにしました。
日中はまだまだ猛暑でも、季節はもう秋です。
玄関の扉を開けた途端、ひんやりとした風が体にまとってきてむき出しの腕が一瞬ぶるっとする。
思わず「あっ」と小さく声が出ました。
寒い。
収集所まで徒歩でわずか2分程度の距離です。
誰にも会わない。
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先週はもう少し日の出が早かったので、犬の散歩や庭の草取り、ジョギングや出勤の人たちをちらほら見かけました。
見かけた…そう。空気は清々(すがすが)しいのに、挨拶をしようとすると横を向いて目をそらしたり、無表情で通り過ぎる人が多いのが不思議。
軽く会釈をして私の足も自然に早くなる。
行き交う人は、ただ風景の一部として”見かけた”だけなのです。
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今朝は人っ子一人見かけませんでしたが、収集所にはすでに5、6個のゴミ袋が雑然と置かれていました。
さすがにまだまだ余裕があるので、中まで入って一番奥に持参した我が家のゴミ袋を置きます。
扉を閉めて振り返っても誰もいない。
車も通らない。
「はあ」と大きく息を吐き出して、両手をぐっと伸ばすと、近所の風景が見渡せる分だけ切り取られる。
ほんのわずかの時間、私だけの風景になった。
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朝4時45分起床。
毎週月曜日のもうしばらくはこれが私の朝の習慣。
町内の決まりで、ゴミ出しは「日の出から8時まで」
来週は、もう少しだけ遅く出かけたほうが良さそうです。