迷子の日記。行ったり来たり。

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新じゃがと無人販売と性善説

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こちらの写真は「写真AC」の素材です。

おうちCO-OP

 

野菜の高騰が続いています。

例年より早い梅雨入りが影響しているらしい。

知らない間に梅雨に入っていました! - 迷子の日記。行ったり来たり。

 

本来なら、ちょうど今日あたりが梅雨入りなのだそうです。

一か月くらい早い梅雨入りで、旬の夏野菜たちが順番に値上がりしています。

 

きゅうりは、一袋100円だったのが、1本80円といったぐあいに。

 

そして、ジャガイモです。

タイトルには「新じゃが」としてしまいましたが、ジャガイモの旬は10月から11月だそうです。

今店頭に並んでいるのは昨冬に植えられて5月から6月に収穫されたものだから、正確には「新」とは言えないかもしれません。

 

ただ、高くなっていることには違いありません。

 

こちらも「一袋いくら」で売られていたものが1個100円になっているのですから。

 

そんな感じで、我が家の食卓からジャガイモが姿を消しかけていた昨日。

母が、興奮して帰ってきます。

 

「見て見て、これ!」

袋に10個くらい入ったジャガイモです。

 

「あら!?」という私にすかさず

「ハウマッチ?」と聞く。

 

もう…。

母はなんでも「ハウマッチ」と言うのが口癖です。

昔、テレビで値段を当てる番組があったらしく、依頼ずっと母のお気に入り。

何か買ってくると「ハウマッチ」

年季が入っています。

 

ああ、またかと少し面倒に思いながら

「ひゃくえん」テキトーに応えると

「ピンポーン!」

これもクチグセ。

 

「すごいでしょ!」玄関先に立ったままお宝を見つけた子どものようにしゃべり続けるので、

「まあ、上がって落ち着いたら」と促しました。

 

つぶぞろいのジャガイモをそんなに安くどうやって母が手に入れることができたのかというと、まさかの無人販売です。

 

近所の農家の方が、週1くらいで収穫した野菜や果物を持ち寄り、家の近所にある焼肉屋さんの駐車場を借りてすべて100円で販売しているらしい。

ときどきは販売者の方がいらっしゃって、買いに来た人たちと会話しながら花や野菜を分けてくれるそうです。

お天気の悪い日やたくさん買った人にはレジ袋も一緒につけてくださる。

 

朝から列ができることもあるようです。

 

無人のときはコップが1つ置いてあって、そこにお金を入れる。

レジ袋もおいてくださっているので、たくさん買った人はまとめて入れて帰ることができます。

 

今回のジャガイモは、無人販売だったらしく、母は持てるだけ買いたかったけれど二人では食べきれないからと男爵を1袋だけ買って帰ってきました。

 

それからしばらくして妹から電話があり、母は待ってましたとばかりにジャガイモの話をします。

妹が、「うちも買い控えていたところよ」と話したらしく

「待ってらっしゃい!お母さん、見てきてあげる」

 

話の途中で電話を切ると、再び自転車で販売所へ向かいます。

約10分後。

戻ってきた母は、「ゲット、ゲット」と叫びながら、さっそく妹に電話して戦利品を伝えます。

 

男爵 1

メークイン 2

赤いジャガイモ 2

 

今度は、欲しかったジャガイモすべて手に入れたようで、さすがに私も「おおおっ!」と叫んでしまいました。 

 

「お母さんね、慌てて飛び出したけど、財布を見たら500円玉が1枚あったのよ。やったぁって思ってね、全部買ってきた!」

ここで言う全部は、買い占めたわけではなく、500円分、5袋という意味です(;^ω^)

 

明日、妹がジャガイモのためにやってくる予定です。

 

それにしても、店頭に人がいないなんて。

母に言うと「そうねぇ。でも、みんなちゃんと入れてるわよ。…ま、いろんな人がいるから、分からないけどね」

と小首をかしげます。

 

無人販売ってほかの国でもあるのでしょうか。

考えれば、無人販売性善説のビジネスモデルです。

「ありがたい」と思えば、自ずと不義理はできなくなる。

いまだに生き続けているというのは、ある意味、希望だと思います。

すごいですね。

 

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