手間もまた楽し!忙しい朝にもドリップコーヒー
やっと秋らしくなってきました。
朝、6時過ぎ。
タオルケットをはいで起き上がると、タオル地の寝間着が寒すぎて、早々に長袖のシャツを引っ張り出して着ましたが、まだ少し心もとない感じです。
カーテンを開けるとき窓の桟(サン)に触れて、突拍子もない冷たさに思わず手を引っ込めます。
先月の終わりから、朝はホットコーヒーを淹れています。
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エアコンの効いた涼しい部屋で飲む温かいコーヒーはちょっぴり贅沢な気分が味わえ、冷房も暖房も使わない自然の風を感じながら飲むコーヒーはゆったりと時間の流れを感じられる。
夏から冬までのいっとき、この時期に飲む温かいコーヒーが一番好きかな、と思います。
普段は家事全般、掃除も洗濯も台所仕事も「どうしたら手間が省けるか」と効率ばかり考えていますが、不思議とコーヒーだけは手間が楽しい。
たとえばドリップに使うお湯は、電気ポットよりもガスコンロでしっかりと沸かして、専用のポットに移して使うのが良いのです。
食器棚の奥に眠っていた銅製のミルクパンとアルミ製の小さな薬缶を見つけて、お湯を作るのにお気に入りで使っています。
銅製のミルクパンは熱伝導の効率が良く、ほかの材質の薬缶や鍋よりも早く湧きます。
小鍋なのでコーヒー3杯分のお湯を沸かすのにちょうど良い大きさです。
アルミ製の小薬缶はおもちゃのようですが、注ぎやすく、沸々と湧いたお湯をドリップ温度に下げるのに一役買います。
140mlを1杯として、コーヒーの粉は約10g。
フィルターを折ってドリッパーにセットする。
専用のスプーン1杯がちょうど1杯分なので、3杯分をフィルターに入れる。
ドリッパーをトントンと叩いたりスプーンの背を使ったりして、軽く粉の表面を均す。
最初のお湯は、粉を蒸らすため。
お湯はぐるぐる回さず、フィルタの中心にすっと注いで、そのまま30~40秒じっと待つ。
待っている間に、今日使うカップを選んだり、余ったお湯でカップを温めたり、ぼおっと外を眺めたりする。
粉が膨らんでくるのを見るのは楽しい。
ふつふつとまるで生きているみたいです。
まっすぐに湯気が立ってきて、香ばしいコーヒーの匂いが鼻をくすぐりはじめたら、最後の1滴が落ちきる前にゆっくりとお湯を注ぐ。
サーバーに引かれた1杯分の線を見ながら、3杯分まで。
フィルターに触れないように、大きめの「のの字」を描くような気持ちで注ぐのがポイント。
「ドリップの最後の1滴には雑味が入る」と聞いたことがあるので、粉が沈み切る前にドリッパーを外します。
お湯が沸いてからの工程は、1分半といったところでしょうか。
お湯を沸かすところからだと、約5分。
ペットボトルなら、冷蔵庫から出してグラスに注ぐまで約10秒。
インスタントコーヒーなら、電気ポットのお湯を注いで、約20秒。
忙しい朝に、深呼吸をするようにコーヒーをドリップする。
わずか5分のひと手間が、一日の始まりを豊かにしてくれます。
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