初回投稿日:2019/10/26/120000
アルバイト先の近くに公立の図書館があります。今朝は雨が降っていたのですが、お昼には上がったので、お昼休憩の時間を利用して図書館に出かけました。
図書館の入り口に2匹、猫がいました。茶トラと白ブチ。人目も憚らず、通路のまん真ん中であんまり睦まじくいるものだから、写真を撮りたくなりました。
けれど、バッグからスマホを取り出したりアプリを起動したり、もたもたしているうち、茶トラに気づかれてしまいます。
2匹とも逃げるかと思ったら、茶トラがゆったりと私の方へ歩いて来る。
私はアレルギー体質なので、子供の頃から動物を飼ったことがありません。猫の動画や写真など見るのは大好きなのに、本物は少し怖い・・・
茶トラがあまりにもためらいなく真っ直ぐ私に向かって来るので、私の方が少し後ずさったほどです。
猫は、私の足元まで来ると、長靴を履いた私の右足の親指あたりを前足で”コツコツ”と叩きます。
久しぶり、生きているものに触られました。生きているものの温かさや、なぜか息遣いまでが伝わってくるようでした。
愛おしさが込み上げてきます。
その後ひとしきり、身体を擦り付けるようにして私の足元をぐるぐるしたあと、お腹を出して、ごろんと無防備なポーズを取ります。
あまりに可愛すぎてぼおっと見ていました。
はっとして、急いで再度撮影にチャレンジしましたが、またしてもシャッターチャンスを逃したようです。あっという間に横向きに。
そんな様子を少し離れたところで見ていた片割れの白ブチが、のそっとこちらへやって来て、背中を地面にすりすりしていた茶トラに甘える仕草をします。
茶トラは急にすっと体を起こして、ちょっぴり後姿が凛々しいです。(下の写真のあと、すっと体を起こすのです。)
後ろ髪を引かれる思いで図書館に入り、予約図書が手に入らなかったので代わりの小説を2冊借りました。
2匹はまだいるだろうか。期待しながら出口に行くと、別の誰かに背中を撫でられていました。
たくさんのシャッターチャンスを逃し、アングルも残念な写真しか撮れませんでしたが、残しておこうと思います。
私の右足の親指あたりには、まだ茶トラの前足の温かい”コツコツ”が残っています。
もう一度会いたい。
それにしても・・・私、本当に写真が下手です(-_-;)
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