母は、蝉の抜け殻をオブジェとして玄関に飾ります (^-^;
そっと飾っておくのならまだしも、玄関の軒先にぶら下がっていたり、門の上だったりに次々、脱皮の跡(; ・`д・´)を見つけては、その都度、無邪気に拾って「まあ、可愛い( *´艸`)」と見せてくれるので、正直、閉口しておりました(=_=)
人が訪ねてきた時に気づくと驚かれるし・・・どんどん抜け殻のオブジェが増えたのではたまったものじゃない。
「絶対に、玄関には飾らないで!」かなり強く抗議しました。
残念そうに、手のひらの上に乗せて「さよーならぁ」と言いながら、庭の茂みにぽーいっと投げる。
全部で3体。
正式な数え方は分かりません(^-^;
3体の抜け殻の主たちは勤勉です。
ジージー、ジージー・・・毎朝6時過ぎには仕事を始め、正午には不思議とピタッと鳴きやむ。
「クマゼミの寿命は一か月くらいらしいから、あと少しね」などと思いながら、力いっぱいの鳴き声を聞いていました。
気が付くと、夕方、蜩(ひぐらし)でしょうか。
カナカナカナ・・・と聞こえる。
「あら、今日は残業?」と母がふざける。
「違うんじゃない?蝉は、真面目だから"お時給泥棒"はしないはずよ」とは私。
「カナカナカナって聞こえるから蜩じゃない?」
「・・・もう秋だけど・・・って言ってる感じね」
リーン、リーン・・・蝉の声に混ざって、鈴虫です。
「すごいわねえ。こんなに暑くても、虫たちは、カレンダー通りにちゃんと鳴いているわ」
そんな風に母と軽口を叩いていたのですが、ここ2、3日、パタッと蝉の声がしなくなりました。
母が興奮気味に話します。
「何と!蝉もこの暑さには耐えられないそうよ!35℃が限界なんですって!!さっきニュースで言ってたの!」
何てことでしょう・・・。
長い地中生活からやっと日の目を見て、地上の生活を謳歌して鳴いているのかと思いきや、やっぱり蝉も酷暑に悶えていたのです。
道のあちこちにごろごろと、仰向けになった蝉を見かけます。
命がけの夏、です (; ・`д・´)
秋が溶けてなくならないように祈る思いです。
【蝉のオブジェの記事です(^-^;】
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