【本の紹介】『はじめてのやさしいおやつ＆ごはん』

初回投稿日：2023/09/03

毎日の食事を考えることが、こんなに苦痛なことだなんて。

もし自分一人の問題なら、食べずにやり過ごすほうがどれほど楽だろう。

こう暑い日が続くと、食べることが修行のように思われてきます。

体調が悪いとなおのこと辛い。

『はじめてのやさしいおやつ＆ごはん』この本を手に取ったのは、食事を考えることがしんどいなあと思っていたから。

”はじめて”。”やさしい”。

なんて優しい響きでしょう。

タイトルがすべてひらがななのも良い。

「私はきっとこの本に助けられる」そんな気がしました。

本書はサブタイトルに「アレルギー食材７品目対応レシピ」とあります。

最近「小麦アレルギー」ということばを頻繁に目にするようになりました。

私は小麦アレルギーではありませんが、いわゆるアレルギー体質で、肌が弱く花粉症に悩んでいます。

小麦アレルギーは、ひどい場合は命にかかわることもあるほど深刻だそうです。

本書は、小麦アレルギーをはじめとしたさまざまな食品アレルギーに悩む方にも参考になる一冊です。

紹介されているレシピの多くが「米粉」を使っており、ほかにも豆腐・おから・きな粉などカラダにやさしい材料を使っています。

パラパラとページをめくると、どこか懐かしく素朴な料理の写真が次々とでてきます。

なかでも興味を引かれたのが「米粉みそカレー」。

豚こまを使ったカレーの写真は、見るからに「しゃばしゃば」しています。

ルーの材料は、米粉にみそ、それからケチャップとカレー粉。

うーん🤔なんとも気になる。

「米粉おから焼きドーナツ」も興味深い。

豆乳やおからパウダーを使ったドーナツは、名前どおり油を使わずオーブンで焼きます。

ページを進めながら「さあ、何から作ってみようか」と考えている。

料理が辛くなった方も、これから料理を始める方も、アレルギーで食材選びに悩んでいらっしゃる方にもおすすめなのが『はじめてのやさしいおやつ＆ごはん』です。

著者の辻本なみさんは管理栄養士です。

栄養バランスに悩む方も、ぜひ一度ごらんになってみてはいかがでしょうか。

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