昭和の毛糸(サマーヤーン)でサマーニットを編んだ!
初回投稿日:2023/09/04
人生初。
自作ニットを着てみました。
ひょんなことから帽子を編んだのがきっかけで、すっかり編み物にはまり、「新しい毛糸がほしい、ほしい」とぶつぶつ唱えていたら、母が箪笥の奥から「ほらよ」と投げてきたのが昭和時代に買っていたサマーヤーン(夏用の編み物糸)です。
変色した値段ラベルが昭和感満載で、値段も今では考えられないほど安い。。。
よく見ると、1玉180円で売られていたのが6玉270円の大特価だったのが分かります。
それにしても、2玉だけ使っているのが気になります。
母もまったく思い出せないらしく、「なにに使ったのかなあ」と首をかしげておりました。
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サマーヤーンはまったく色褪せることなく、何十年も箪笥の奥で眠っていたとは思えないくらい良い状態でした。
編みあがると、着てみたくてうずうずしていましたが、いざ着るとなると、外に出るのが少しためらわれます。
家では何度も脱いだり着たりしていたのに、「変じゃないかしら」などと考えてしまうのです。
猛暑は続いていても、朝晩はめっきり涼しくなったと思っていたのですが、デビューにはまだ暑かったです(^-^;
それでも脇の部分を大きくとっているので、意外にストレスはありませんでした。
今回は、動画でもたくさん紹介されていた「一筆編み」という方法で編んでみました。
首回りからぐるりと輪にして編んでいくのですが、四隅を鎖編みで増し目をしながら裾まで編みます。
前身ごろ・後ろ身ごろで分けないので、仕上げにはぎ合せる必要がありません。
襟ぐり(首回り)や袖回り、胴囲の大きさは、普段着ている大きめのフレンチスリーブTシャツを基にして決めました。
全体は長編みのみで、飾り編みはしていません。
増し目を間違えないようにしたり、脇の位置を決めたりする際に、段数マーカーが大活躍です。
ほんのちょっとの目数の数え間違いが、編み進めていくと形の歪みや出来上がりの大きさに大きく影響するので、編み物をするなら、準備しておくのがおすすめです。
50個くらいあれば、小物や衣類などさまざまな作品に対応できます。
複数並行して編むなら100個程度あると便利です。
100個でも数百円で購入できます。
全体を長編みだけで編んでいるので少し飾りがあったほうが良いかと考えて、裾と襟ぐりはピコットで縁編みしました。
ピコット編みは一目に複数の鎖編みを引き抜く飾り編みで、今回は3目の鎖編みで編んでいます。
とても分かりづらいのですが、後ろの首の中心辺りにはリボンをつけてみました。
編み始めがある方を後ろ側にして、どちらが前か分かりやすくしたかったからです。
しかも、細い糸なので一見すると糸始末が分かりづらいため、表裏もはっきりさせたいと思いました。
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出来あがったときは、大げさに感動してどこにでも着て行けると思っていたのですが、実際に着てみると、「襟ぐりがもう少し小さいほうが良かったかも」とか「丈はもう2段分ぐらい長いほうが良かったかも」などと結構、粗(あら)が見えてきます。
5玉くらい余ったので、次に何を編もうか思案中です。
まだまだ編み物初心者ですが、セルフ・オートクチュールニットを目指して頑張ります😁
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