初回投稿日:2019/12/12/233958
私は学生の頃からずっと腰痛もちです。病院に行くほど深刻なときもあります。以前は「腹筋が足りない」と言われて、腹筋体操なるものを教えられたこともありました。
腰痛の原因は様々です。そのため「これをすれば治る!」という特効薬もありません。
が、最近は「腹筋を鍛える」だけでなく「太腿を鍛える」ことを勧められているのをご存じでしょうか。
私はピラティスのトレーナーの方から教えていただきました。イメージは写真のようなポーズです。
ヨガにも同じようなポーズがありますが、違いは呼吸の仕方です。
ヨガの場合は、鼻から息を吸って鼻から息を吐くのが基本ですが、ピラティスでは、息は鼻から吸って、口から吐くのです。
いずれも、細く長くゆっくりとした呼吸を心がけます。
片足の膝を立ててポーズを取ると、床に膝を着いた側の鼠径部辺りに伸びを感じます。これがポイント。
立てた側の足には、なるべく負担がかからないように意識すると、鼠径部に伸びを感じながら、同じ側の臀部に力が入ります。
意識して力を入れるといいです。
すると、腿の裏側にも伸びを感じます。
この状態で10~20秒、ゆっくりと呼吸をします。
立てた側の足に力を入れないのを意識して、腿に軽く両手を載せ、上半身に力が入らないよう呼吸を続けます。
床に着けた側の足に伸びを感じづらい場合は、やや体を前傾させ、鼠径部が伸びやすいよう調整します。
さらに、上半身を気持ち(ほんの少し)立てた側の足の方に捻ると、さらに伸びを感じやすくなります。
慣れてきたら、ゆっくり8呼吸ぶんくらい伸ばします。
足を替えて、同様に鼠径部を伸ばします。
これを2~3セット。
身体の軸が鍛えられている方は、上の写真のように、立ったまま、片足を持ち上げても簡単に鼠径部から太腿前面のストレッチができます。
このときのポイントは、背中を反らせないこと。
朝、少し早く起きてストレッチしたり、寝る少し前に少し時間を取ったりして、徐々に太腿の前面を伸ばしていくと、本当に意外ですが、腰痛が軽くなる場合があるのです。
私は、線維筋痛症と診断されて、腰痛も以前より辛くなってしまいました。
仕事柄、机に向かう時間が長いため、余計に痛いのかもしれません。家路に就くころには、アヒル歩き状態です。
最近とくに痛みがひどいので、ふと思い出したピラティスのポーズを再開してみたところ、少し楽な気がします。
ちゃんと毎日、ピラティスを続けていたら…とつい考えてしまいました。三日坊主はだめですね。
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ストレッチをするときは、マットを敷くのがおすすめです。
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