迷子の日記。行ったり来たり。

本当に本当に本人以外にはどうでもいいようなことをつらつらと書き連ねています。焦らず少しずつブログらしくしていきたいです。

九月二十日

あまりにも突然に気温が下がって 長袖のトレーナーでも 窓から入ってくる涼風に ぶるっと震えたりするので いつの間にか 眠ってしまっているうちに 季節が変わったのではないかしらと 不安になる 私だけが取り残されて 季節のない場所に もう 居る場所が ど…

今朝はホットコーヒー

朝6時前、正確には、5時37分。 まだ、薄暗い。 窓を開けると、ヒヤッと冷たい風がなだれ込む。 寒い。 パイル地のノースリーブのワンピースでは、ブルッと震えが来る。 軽くうがいをして、お湯が飲みたいと思うけれど、沸かすのが面倒なので、仕方なく昨夜の…

季節の中で秋が一番突拍子もなく訪れる けれどそれは 私を置き去りにするのではなく 私を安堵させるのだ 澄んだ空 冷えて行く空気 天は徐々に高くなる そして私は 大きく呼吸をするのだ //

風船

息を吹き入れてパンパンに膨らませたらしっかり口を結ぶ たまに結ぶのに失敗したらまた息を吹き入れる それでもどんなに慎重に丁寧に口を結んでもゴムが劣化するのかどこからか空気が漏れてやがてしぼむ 残ったのはだらしなくゆるんだゴムの残滓 思いっきり…

ある水曜日の街の景色

朝8時前 信号待ちの車はわずか すれ違った自転車は2台 水曜日のラッシュアワー ふらふらと彷徨う青年 道沿いのラーメン屋の軒先に しゃがんだ彼と ふいに目が合う のっそりと彼は立ち上がり 薄笑いを浮かべて 私の方へ向かって歩き出した 紫のスウェット 伸…

【短歌】桜の季節に読みたい短歌

今年は、コロナウイルスで何もかもが変わってしまいました。日常生活は不自由で戸惑うことばかりです。 それでも、どんな状況であっても桜は毎年、変わらず咲きます。近くの川沿いの桜の蕾も次々とほころんできました。 さくらさくらさくら咲き初め咲き終わ…

【短歌】バレンタインに読みたい短歌

バレンタインデーですね。今日ぐらいは、瑣末なことは置いておいて、恋のことなど考えるのもいいものです。 特別な人がいてもいなくても、振り返る思い出があってもなくても。 バレンタインにふさわしい短歌をいくつか挙げてみました。有名な歌が多いのです…

母の家計簿

誰に似たのか 私は三日坊主で 何をやっても続きません 母は 父と結婚してから 今日までずっと 一日も欠かさず 家計簿をつけているというのに この間 不意に母から連絡があり 家計簿を処分すると言います 明日の ごみに出すのだと言います 母は家計簿を 一冊…

【改編】短歌を読んだことがありますか?今読みたい歌人・短歌10選。

※この記事は2019年10月6日に公開した記事を加筆修正したものです。 はじめに 岡本かの子 初井しづ枝 山田あき 生方たつゑ(うぶかた たつえ) 坪野哲久 (つぼの てっきゅう) 斎藤 史 (さいとう ふみ) 山崎方代(やまざき ほうだい) 安永蕗子 (やすな…

「蜘蛛の糸」について

詩・蜘蛛の糸について 進まないアルバイト探し 1.学習塾のアルバイト 2.データ入力の仕事 3.そのほかの求人 おまけ もう何十回も迎えている冬なのに、暖かくなった瞬間にこの冷たさを忘れてしまいます。 あれも手放そう、これも処分しようと勢いよくバ…

蜘蛛の糸

ほらほら 母さん 見てください 私 中指から 蜘蛛の糸が出せるようになりました このあいだ でかけようと 玄関を開けましたらね 空から 蜘蛛が降ってきまして 部屋に入ってきそうになったので 慌てて 手で払いましたら ふわふわと 蜘蛛が地面に降りまして ど…

母の留守電

ある嵐の過ぎ去った夜 テレビのニュースに 母の幼なじみの家が映っていました 床上浸水で 公民館に避難した人の 家だといって 畳を全部上げた居間が映っていました 「みいちゃん」 叫んで母は受話器を手にしました ジーコロジーコロ うちの電話は黒電話 間違…

父の死

父が亡くなってから暫くの間母は毎朝父のことを呼びながら泣きながら起きた子供のように両手で目をこすりながらしゃくりあげて泣きながら起きた暫くの間私はそんな母の隣に寝て母の泣き声で目覚めたそうして母が泣いていることには気づかなかった風にしてそ…