今日、母方の祖母の10年祭です。
祖母が亡くなったのが、父が亡くなった翌年、父の亡くなった月と同じ3月でした。
取り仕切ってくれている従妹は、コロナウイルスの影響など勘案し、日にちを延期しようかと悩んだようですが、伯父や母など祖母の子供たちが高齢であり、この日に照準を合わせて体調を整えてきたと言うものですから、予定通り行うことになりました。
本来、10年祭は、節目として1年祭と同じように盛大に行うことが多いようですが、それぞれの家庭がそれぞれ小さな問題を抱えているため、細かな経緯(いきさつ)は分かりませんが、一堂に会することを避け、祖母の子供たちだけで執り行うことにしたようです。
私は、自分の置かれたこの環境が辛く、寂しく、また恥ずかしくて仕方ありませんでした。
特に、ここ数年、母の高齢化を考えるたび、そういった思いが大きくなり、憂鬱で仕方ありません。せめて兄弟くらいは、仲良く、信頼し、協力できる関係でありたかったのですが。
とにかく、そんな事情で、母だけが祖母の式年祭に出席することになりました。
そこで、母から言われます。
「悪いけれど、あなた、明日朝、起こしてくれない?お母さん、寝過ごしたらと思うと眠れそうにないの」
(^-^;
土曜出勤が月の半分で、休みの土曜日は実家に帰ることが基本となっているので、日曜日はアラームを設定しないで眠れる唯一の日です。
けれど、まあ、母を起こすくらい、なかなかマンションを引き揚げて実家に戻らない私にできる、ささやかなことです。
「分かったわ。何時に起こせばいい?」
「そうねえ。6時半がいいわ。」
「じゃあ、忘れないように、枕元に携帯を置いておいてね。」
昨夜は、なんだか私の方がちょっぴり緊張します。失敗は許されないので(; ・`д・´)
前日に、母の迎えのタクシーの予約も済ませました。
今朝の私のスマホのアラームは完璧でした。6時半少し前に母の携帯を鳴らします。
「もしもーし♪ おっはよう♪」
母の軽快な応答に、一安心。任務完了です ('◇')ゞ
祖母は亡くなってから一度も私の夢に現れてくれたことはありません。きっと、ずっと高いところに昇って、上から見守ってくれているのでしょう。
それにしても、こんな風に気安く娘に目覚まし時計の代わりをさせられるのは、親の特権だなあとつくづく思います。
今日は、うららかな日です。伯父*1や叔父*2、伯母、そして母が元気でいてくれることを心から幸せに思います。
そして、目には見えなくなってしまったけれど、祖母や父に感謝します。
【過去記事】
i-am-an-easy-going.hatenablog.com
i-am-an-easy-going.hatenablog.com
i-am-an-easy-going.hatenablog.com