迷子の日記。行ったり来たり。

本当に本当に本人以外にはどうでもいいようなことをつらつらと書き連ねています。このブログにはアフィリエイト広告を使っています。

鬱陶しいマウス

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先日、無線マウスが壊れました。 

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充電が切れたらそれまでの状態でした。

 

そして、昨日、全く反応しなくなったのです、ついに…。

 

仕方なく、それまで使っていた有線マウスを復活させました。無線マウスを買って半年もしなかったと思うのですが、あっけないものです。

 

有線から無線にマウスを替えたのは、ケーブルが多くて使いづらいからだと思っていました。

 

パソコンの電源ケーブルスマホで使う無線イヤホンのUSB充電器ケーブル。パソコンで使う有線イヤホン。スマホのUSBケーブル。 

 

いやいや・・・。忘れておりました。有線の光学式マウスの暴走が原因!

 

とにかく反応がおかしかった!

 

画面右上をクリックしたのに、ウィンドウズのメニューが開く。右クリックが効かない。突然、画面が閉じてしまう。

 

何でこんなこと忘れるかなあ。

 

自分自身に腹が立つ。鬱陶しい!

 

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メーカーのサイトを確認すると、同様の現象での質問があります。が、「次をごらんください」→「WindowsのOSのバージョンごとに確認してください」→「次をごらんください」で一向に解決しない。

 

ネット上でたらい回しです。

 

これまた買い替え!?…溜息しか出ません (-"-)

 

ああ、本当にうっとおしい*1っ!!!

 

今日はここまでにします。ではでは、またあしたっ('◇')ゞ

 

*1:正確な表記は「うっとうしい」です(^-^;

牛乳石鹸よい石鹸♪【おすすめ基礎化粧品5選!】

初回投稿日:2019/11/27 

 

次々なくなる・・・

洗剤など一つ切れたら*1他のものも次々と順番になくなる、というのはよく聞く話ですが、いつにも増して身に染みています。

 

最初は化粧水。次にクレンジング。その次が乳液。それから洗顔せっけん。その後、美容液・・・。

 

もともとアレルギー体質で、どちらかと言えば敏感肌のため、化粧品には気を遣っていました。

 

とはいえ、実際は、植物由来の天然エキス、とか100%オーガニックなどとうたった商品をよく分からないまま購入する、というものでしたけれど。

 

それでも、ラグジュアリーな容器や香りは、使う度うっとりとさせてくれ、金額相応の満足感を与えてくれていたように思います。

 

ただ、現在の私には、いままでの化粧品の継続はできません。そこで、ブランド化粧品と訣別し選んだのが、DaiGoさん推薦の商品でした。

 

1. DaiGoさんおすすめ商品で試したもの

●ジャローフォーミュラズ(Jarrow Fromulas) エキストラバージンココナッツオイル

どんなに切り詰めた生活をしなくてはならなくても、廃人になるわけにはいかないので、最低限の身だしなみはやめるわけにはいきません

 

そんなときYouTubeで見たのがDaiGoさんの動画でした。高価なものが良いもの、という価値観をあっさり手放すことができました。

 

紹介されていた商品は、私は楽天経由のiHerbで購入しました。Amazonでも取り扱いがあり、買う前に口コミを参考にさせていただきました。


以前、別の記事でも紹介しましたが、とても美味しいオイルです。しかも、肌の敏感な私が使って、メイクも問題なく落とせました

 

ココナッツオイルには、日焼け止め効果もあるらしく、クレンジングオイルとしてだけでなく、メイク時に少量、顔や体に塗ったり、ヘアオイルとして髪の毛に馴染ませることもできます。

 

真夏の暑さには少し頼りないですが、通年の日焼け対策にはとても手軽です。

 

何より、食べられるのがいい。パンに塗って焼くと、非常に香ばしく、高級食パンでなくても、サクサクとした口当たりは癖になる感じで、ちょっとしたおやつ代わりにも。

 

ただ…少し香ばしすぎて、顔に塗る時に違和感を覚える人もあるかもしれません。食用にしても、ココナッツオイルはお菓子には向いていても、 主菜にはオリーブオイルの方が使いやすいと感じるかも。

 

それでも、ココナッツオイルは万能です。お風呂上りに、ティースプーン1杯くらいのココナッツオイルを手に取り、顔、デコルテ、ひじ、ひざ、かかと、それから髪の毛に。

 

一気に馴染ませられるので、とても楽です。疲れているときは特に助かります。順番に馴染ませているうち、だんだんと優しく手のひらでボディケアできている。

 

髪に馴染ませるのに抵抗のある人もいるでしょう。けれど、これが意外にべたつきません。うまい具合にまとまって、しかも日焼け止め効果があるのは嬉しいです。

 

ココナッツオイルの日焼け止め効果は人工成分によるものではないので、夜のスキンケア・ヘアケアにも気にせず使えます。香りの気にならない方には、ココナッツオイル、お勧めです!

※乳幼児や体質・体調によっては、稀に皮膚炎を起こすことがあるようです。使用にあたっては、事前に確認なさってください ('◇')ゞ

 

●アラフィア(ALAFFIA)シャンプー&ボディウォッシュ

全身に使えるソープとして紹介されていたのが ALAFFIA(アラフィア)の「エブリデイシア ベビーキッズ シャンプー&ボディウォッシュ レモン ラベンダー 475ml」です。

 

かなり長い名前でしたが…文字通り赤ちゃんにも使える優しい石鹸です。シャンプーとしても使えます。

 

泡立ちはかなり優しい。頼りなく感じるかもしれません。私は泡立てネット(後述)を使っています。

 

初めて髪の毛に使った時は、さすがに翌日が少し不安でした。洗い上りも、今までのようなしっとりした感じがありません。

 

ここのところずっと「UKA」を使っていたので、香りも感触も泡立ちも全て足りない気がします。

 

が、翌日。髪の毛にコシが出ている!? もともと髪の毛は多い方ですが、それとは別で何だか1本1本がしっかりしているというか…コシがあるのです。

 

洗顔に使うときも泡が頼りなく思われます。洗顔ネットを使っても、泡立てた石鹸は手のひらの上で次から次へとパチパチと音を立てて消えていく…。

 

けれど。これもまた刺激がなく、ちょうど炭酸洗顔に似た感じです。洗い上りはさっぱりしています。ものすごくしっとりするわけではないので、あとは何もいらない、というわけにはいきませんが、肌の弱い私でも、全く違和感なく使うことができました。

 

体に使うのも最初は大変に感じるかもしれません。泡立たないので。ただ、泡立てネットでこちらも解決です。

 

1プッシュで下半身。1プッシュで上半身(デコルテより下)。1プッシュで顔とデコルテ。大体3プッシュで全身洗い上がります。体も乾燥や刺激を感じることはありません。

 

 

難点を挙げるとすれば、全身に使えるので、意外に早くなくなるかもしれないということでしょうか。とは言え、私は8月に買って3か月は持ちましたので十分ですね。

 

●大洋製薬ワセリンHGクリーム

最近、時々耳にするようになったのが「化粧水不要」説です。油分さえ補えば肌は安定した状態を保てるらしい。

 

油分を補うということでは、ココナッツオイルでもいいのですが、ココナッツオイルの凝固点は結構高めです。

 

確か20℃くらいだったと思いますが、秋めいてくるとすぐココナッツオイルは固まり始めます。

 

但し、融点も低めなので、手のひらに取ればすぐに液体化するのですが、使いづらいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 

私は、バターより使いやすいので、専らトーストにココナッツオイルを使っています。オリーブオイルもなくなりかけているので、ココナッツオイルは食用中心になりそうです。余談ですが、ココナッツオイルを使ったプレーンオムレツもなかなかです( *´艸`)

 

というわけで、乾燥する季節には、皮膚科でも処方されることの多いワセリンがおすすめです。化粧水・乳液・クリームの3役の代わりに使えます。

 

 

ワセリンは、顔から首筋に伸ばして、ついでに唇にも塗って、かなりべとべとするので、そのまま、ひじ・ひざ・かかとまで伸ばします。

 

気が付くと、両掌で全身をマッサージしています。ポイントは少量ずつ使うこと。

 

夏場は、さっぱりしたいので「ハトムギ化粧水」などプチプラの化粧水をコットンにたっぷり取ってパッティングしていましたが、冬場は確かに化粧水はなくても平気かもしれません。

 

恥ずかしいくらいにものぐさな私には、ワセリンも有り難い1品です。

※ワセリンも稀にかゆみの出る方があるようです。肌質・体調に合わせてお使いください。

 

2.新たに見つけたもの

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●ピュアナチュラル マッサージクレンジング

 

私は、ココナッツオイルを食用としても積極的に使っているため、結構な勢いで消費しています。

 

そこで、ココナッツオイルクレンジングの代わりに、ドラッグストアでピュアナチュラルのマッサージクレンジングクリームを購入しました。

 

安くなっていたのと、美容院で見た雑誌にプチプラでも優秀と紹介されていたのを思い出したので。

 

 

肌の弱い私の商品の良し悪しの判断基準は、いたってシンプル。刺激があるかどうか、です。

 

ピュアナチュラルのマッサージクレンジングクリームは、この点で全く問題ありません。最近は、メイクをする回数もぐっと減ったので、3か月くらい使えそうです。

 

●カウブランド赤箱(牛乳石鹸)

昔からある牛乳石鹸。「ニベア」の青缶の成分が、高級クリームの成分と似ていると話題になったころ、牛乳石鹸も赤箱を中心に洗顔に使えると取沙汰されていました。

 

何度か雑誌などで目にしていたのを思い出して、そろそろなくなりそうなアラフィアの石鹸の代わりに買ってみることにしました。とにかく安いので (^-^;

 

泡立てネットを使うと、戸惑うくらいにしっかりとした泡ができます。成分はいたってシンプル。スクワランと牛乳(正確には乳脂)が含まれているのが特徴です。

 

化粧品会社の洗顔フォームもアラフィアも非常にソフトな感触だったのですが、牛乳石鹸を初めて洗顔として使った時、私は少し刺激を感じた気がしました。

 

ただ、そのあと赤くなったり湿疹が出たりということは全くありません。慣れれば、簡単に弾力のある泡ができるので、顔から全身まで隈なく洗えて、これまた便利。

 

ものぐさな私にはうってつけのようです。ハンドソープとしても勿論使っているので、重宝しています。まさに「ぎゅうにゅうせっけん♪ よいせっけん♪」ですね(^_-)-☆

 

 

♪♪おまけ♪♪ おすすめ泡立てネット

今までご紹介した石鹸は、すべてこちらの ↓ 泡立てネットを使っています。 


☆彡【ハウスオブローゼ/HOUSE OF ROSE】MOCOMOCO泡立てネット Nもこもこ泡立てネット【HOUSE OF ROSE】【洗顔ネット】  [ハウスオブローゼ][家庭用品][7821-2]

 

一昨年くらい前に出会ったハウスオブローゼMOCOMOCO泡立てネットです。中にスポンジが入っているので、しっかりとした泡がつくれます。今使っているのが3代目。

 

ネットが破れて中のスポンジがこぼれてしまったら取り換えのサイン。今後は100均のネットに変わるかもしれませんけれど…(-"-)

 

試す勇気。ポイントは値段に惑わされないこと。

気が付くと子供の頃に馴染んだ商品に戻っているような気がします。値段の高いものが悪いとは思いません。けれど、値段が高いものが、必ずしもいいとも限らない。

 

自分に合ったものは、雑念にとらわれず素直な思いで探すと、案外簡単に手に入るものです。

 

以前に、トイレ洗剤について書きましたが、少しずつ私はモノの見極め方を学んでいるような気がします。

 

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日本最大級ショッピングサイト!お買い物なら楽天市場

*1:尽きる。なくなる。

血管が切れるくらい叫びたい

初回投稿日:2019/11/26/232656

実際にそんなことをしたら通報されてしまうのでしませんが。

 

深呼吸や瞑想は、こういうときにするものかもしれません。

 

気を付けなければいけないのは、ストレスを感じている時の深呼吸は、必ず息は吐いてから吸うこと。

 

ヨガだと鼻から吐いて鼻から吸います。

 

ピラティスだと口から吐いて鼻から吸います。

 

雑念が入って集中できなければ、呼吸を数えます。

 

まずは、体の中の空気を全部外に出すことをイメージして、静かに息を吐き切る。お腹を意識してすぼめると分かりやすい。

 

もうこれ以上、吐き出せなくなったら、静かに息を吸い込む。このとき、お腹を意識して膨らませると、体の中を空気が循環するような気分になります。

 

本来は、静かに繰り返すのでしょうけれど、私は少し声を出しながら息を吐いてみました。

 

あぁぁぁぁ

 

自分でも驚くくらい低い声。それでも少しすっきりした気分になります。

 

吐いて。吸って。吐いて。吸って。

 

今日は、何とか乗り切りました!おしまい!

続・今が一番若い!母と娘の関係構築は早めに始めるのがおすすめ

初回投稿日:2019/11/25/204949

気が付けば、困窮と不安の日々をもう半年続けたことになります。いい加減、飽きてきました。

そろそろ、これからのことを別の方向から考え直してみなければならないようです。

 

一人暮らしを始めたときのこと

いつかは帰らなければならないと思っていましたが、母と二人きりの生活を上手くやっていく自信がなかなか持てません。

 

父が亡くなるまでの母は、あまり自分の考えを口にすることはなかったように思います。それでも親子喧嘩はよくしていた気もするので、はっきりと言い切ることはできませんが。

 

父が亡くなって暫くは、母はとにかく、自分の感情を話しませんでした。表現が難しいのですが「人任せ」になってしまったのです。

 

当時の母との生活は大変でした。会社から戻ると玄関先に母が待っています。靴を脱いでいる私に向かって、その日一日あった出来事をずっとしゃべり続けるのです。

 

他愛もない話です。初めて電球が替えられたとか、時計の電池が交換できたとか。そして時間と共に、気性が荒くなっていった気がします。

 

言葉遣いが乱暴になったり、命令口調が多くなったり、とにかく気が短い。常にいらいらしている感じです。

 

母と二人の生活は、気ままでもっと楽しいものだと思っていた私は、父の49日が終わるころ、一人暮らしがしたいと母に伝えました。

 

勢いでマンションを決めて、契約書を差し出して談判です。

 

そのとき母に言われたことが二つあります。
一つは、必ず週1回は家へ帰って母と食事をすること。
もう一つは、部屋に花を飾ること。経済的にも精神的にも、花を飾る余裕がなくなったら、引き上げて家へ戻ること。

 

父が亡くなった2年後に祖母が亡くなりました。お葬式の席で従妹から、母が寂しいと話していることを聞きます。

 

年始早々

昨年の年末から年始にかけて、久しぶりに母と大きくぶつかりました。原因は些細なことです。ここに書くのも恥ずかしい。

 

お互いにイライラしていたのだと思います。話は、あらぬ方向へ進んで無駄に大きくなっていきました。

 

突然、「あなたは私を見捨てるのね。あなたはお母さんと縁が切りたいのね」と母が叫び出したのです。こじれたまま、年始の挨拶に来た妹家族と一緒にマンションに戻りました。

 

それから、仕事を辞めるまで私は実家に戻らず、電話もかけませんでした。ただ、母が体調を崩したりしていないか常に心配で、妹にそれとなく様子を確かめてもらっては、LINEで状況を聞いていました。

 

決断の時

気が強いとはいえ、母も高齢になってきました。今は近くのスイミングスクールに通ったり、幼なじみや近所のお友達とでかけることも多く活発にしていますが、いつ何があるか分かりません。

 

本当は、経済的にきちんと自立してからにしたかったのですが、この状況では、いつまでたってもそれは難しい。

 

母がやがて思うに任せない状態になる前に母娘の関係を立て直したい。楽しい思い出を少しでも多く作って、しかるべき時に備えたい。そう思いました。

 

今がその時ではないだろうか。ぐずぐずといつまでも決断できずにいる私に、神様が現在の状況を与えて、背中を押しているのではないだろうか。

 

母に、戻ろうと思う、と伝えることにしました。 

 

母の反応

意を決して、母に電話をかけました。直接会って話すべきだと思い、実家を訪ねました。

 

母の顔は忽ち険しくなります。「遅い!」驚くほどきつく大きな声。その後、新年にどれほど腹が立ったか。娘の思いやりのなさに絶望したか、呪詛のような言葉が続きました。

 

想定外でした。母のことを思う気持ちは、どこかで伝わっていると思っていました。

 

母から家計簿を捨てると連絡があったときも、その家計簿を譲ってほしいと話したし、妹に頼んで様子を見に行ってもらったり、常に頭から離れないでいることは伝わっていると思い込んでいたのです。

 

だから、私が戻ると言ったら、手放しで喜んでくれると、どこかで簡単に考えていた。 

 

自分の甘さと独りよがりに絶望します。

 

迷い

 

そもそも、母とぶつかるときは、いつも根底に思いが伝わらないもどかしさがありました。

 

肝心のところで心がつながらない、理解されないもどかしさに、子供の頃からずっと苦しんできたのです。

 

私の前に、母は一度死産を経験しています。男の子だったそうです。小学校3年の時、母方のお墓参りの途中で聞きました。

 

「お兄ちゃんか…欲しかったな」と言う私に「バカなことを。もし、ちゃんと生まれていたら、あなたなんか生まれてないよ」と事も無げに言ったり。

 

勉強の苦手な妹のことを「あなたは、妹のおかげで、楽に優等生になれてよかったでしょ」などと言ったり。

 

妹には「お姉ちゃんが、出来の悪い妹のせいで学校で恥ずかしい思いをしている」と言ったこともあります。私が「そんなことはない」と言うと「あなたは黙っていなさい」と叱られて。

 

そして母は、言ったら、あっさり忘れてしまい、私は、いつまでも覚えている。

 

些細なことでも間違いの許せない私は、いつだったか、母に「親でもまちがったらちゃんと謝って」と詰め寄ったことがあります。

 

母は「親に向かって」と私の口をつねりました。そんなやり取りを、今でも覚えている自分のことが不安になります。

 

そして、母が言ったのです。「お正月、あなたがお母さんに食って掛かったとき、ああ、この子はお母さんを見捨てるんだ。もう帰って来るつもりはない。」

 

妹の世話になるわけにもいかないから、しかるべき時が来たら施設に入る。

 

そうか。と思いました。今私は、経済的に不安だから、実家に帰って、落ち着きたいと思っただけかもしれない。母のことを心配している、というのは、ただの言い訳だったか。

 

母の話を冷めた思いで聞きながら、実の母でさえ分かり合えない、と何とも言いようのない孤独感にさいなまれていました。

 

けれど、そこから「それで、いつ帰ってくるの」
言いたいことを言った母は、急に口調を和らげて聞いてきます。
「もっと早くに決断してくれたらリニューアルもちゃんとできたのに」

 

また、そうか、と思い直します。「別にこのままでいいわ」と言いましたが、何年も使っていない二階は、窓もドアも建付けが悪くなって、開け閉めできなくなっています。

 

だれだれに連絡して、不用品も引き取ってもらって、などといそいそと予定を立て始めている母を見ながら、もう引っ込めることのできない自身の言葉の重みを今更のようにかみしめました。

 

今が一番若い

小学校4年生の時。飼っていたひよこを私の不注意で死なせてしまいました。そのときに、母が随分と気遣ってやさしくしてくれました。

 

私は「お母さんのことを世界で一番愛しているのは私。お母さんが死ぬときに、お母さんは必ずそのことに気づくはずだわ。私は最後までお母さんのそばにいる」と思いました。

 

いつのことになるか分かりませんが、かならずその時はやってきます。母に寄り添うなら、今が最後のチャンスだと思いました。

 

今ならまだ、お互いに思いやって、優しい時間を過ごすこともできるはず。その時間が、それから先の支えになるはず。

 

細いレールの上を脱輪を繰り返しながらここまで来ました。進む道は、もうそんなに分かれていない気がします。

 

後悔しないように、これから先の未来を創っていきたい。大丈夫。今がその時だと思えるから。

 

微妙なタイミングで、いつも私の願いは叶うのです。
以前にこんな記事を書きました。 

i-am-an-easy-going.hatenablog.com

ひよこの話はこちらに書いています。 

i-am-an-easy-going.hatenablog.com

母の家計簿は、私にはとても大切なものです。 

i-am-an-easy-going.hatenablog.com

 決断を後押ししてくれる言葉は「今が一番若い!」 

i-am-an-easy-going.hatenablog.com

 

今が一番若い!

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今が一番若い!

これは、評論家の俵萌子さんがおっしゃった言葉です。実を言うと、俵萌子さんについてはあまり詳しくは知らないのですが、一度だけ講演を聞いたことがあります。

俵 萠子(たわら もえこ、1930年12月7日 - 2008年11月27日)は、日本の評論家・エッセイスト。

大阪市に生まれる。1948年、大阪府立大手前高等学校卒業。大阪外国語大学フランス語学科を卒業ののち、産経新聞社に入社。1965年に同社を退社し、以後、女性、家庭、老人、教育などを中心に据えて評論家として活動する。

俵萌子 - Wikipedia

きっかけも思い出せないくらい昔のことです。ただ、鮮明に覚えているのが「今が一番若い!」というフレーズ。

 

当時は評論家やエッセイストとしてだけでなく陶芸家としても活躍なさっていて、その話も伺った記憶があります。

 

離婚なさって、お子様も独立して、これから自由に生きていくためには、自立しなければならない。必要なのは「経済的自立」と「移動の自立」。

 

経済的には何とかなっている。移動の自立とは、人を頼らずに行きたいところへ行きたいときに行くこと。「まずは運転免許を取らねば」と一念発起し半年以上かけて免許を取得なさったそうです。

 

教習所では、自分の子供くらいの若い教官に非常に横柄な態度で教えられ、ついに我慢できず「あなたもじきに年をとるのよ」と説教をしたそうです。

 

「何かに挑戦したいと思ったら躊躇しない。だって、今が一番若いんですよ!」そう締め括られたと思います。とても元気な講演会でした。

 

「思い立ったが吉日」という言葉があります。子供の頃から、なるほどと思う言葉でしたが、俵萌子さんの講演を聞いて「今が一番若い」という言葉の方が、より現実的に響くような気がしました。

 

その時は、何もしないまま年を取ってしまうことが怖いと思ったような…。

 

それ以来、しようかどうしようか迷った時は「今が一番若い」と自分に言い聞かせて、えいやっと踏み出すようにしていたはずなのに、振り返ると大したことは何もしていない。ちょっぴり情けないです。

 

ブログ100記事書きました。

かなりしんどかったです(^-^; 何より厳しいと思ったのが、連続投稿。それでも毎日書き続けたので100記事投稿できたのだと思います。

 

モチベーションを維持するために、はてなブログの「ブログチャレンジ」はおすすめです!

 

ブログチャレンジ

こんなかんじです。

  1. 記事を1個公開する
  2. 200文字以上の記事を公開する
  3. 400文字以上の記事を公開する
  4. ブログを3日継続
  5. 記事を5個公開する
  6. ブログを5日継続
  7. 記事を10個公開する
  8. 800文字以上の記事を公開する
  9. 1000文字以上の記事を公開する
  10. ブログを10日継続
  11. ブログを20日継続
  12. ブログを30日継続
  13. ブログを60日継続

#9まではあっという間です。私は最初の関門が#10でした。「公開する」ボタンを押したタイミングで日付が変わってしまってとてもショックでした。

 

振り出しに戻る。

 

ここでブログチャレンジを止めてしまっていたら、100記事公開は無理だったと思います。

 

10日連続投稿したころから、半ば意地になった感じで投稿を続けるようになりました。そして、60日連続投稿を果たしたら、もう100記事公開はすぐ目の前になっていました。

 

そうこうしているうちに、ようやく書くことが日常になった気がします。

 

これから

残念ながら私の場合、多くの方がブログに書かれている、100記事公開する頃に到達すると言われる閲覧数には遠く及びませんし、収益については全くありません。

  

ただ、書くこと自体に価値が見いだせるようになっている…ような。アフィリエイトの成果が出たら楽しいだろうなとは思いますが、焦らず、ぼちぼちやっていこうと思います。

 

文章は表記のゆれも多く、構成も甘い。勉強することばかりですが、思い立ったら迷っても「やる」方を選択していきたいです。

 

今が一番若い!

 

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【本の紹介】江國香織さんの小説『神様のボート』を思い出して

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リンツのチョコレート

先日に引き続き、この日も歩きました。前の倍。4時間近く。これについては、もう少し落ち着いてから、文章にできたらと思っています。

 

とにかく、切なくなるくらい歩いたのです。

 

途中、リンツの専門店の前を通りました。私はリンツが好きです。ゴディバより好き。今は買っていないけれど、会員カードも持っている。そのことを考えると、少し胸がきゅんとなる。

 

チョコレートさえ買うことを迷うほど、なぜ私は困窮しているのか、と考えてしまうので。

 

それとは別に、リンツの前を通ると必ず思い出すのが、江國香織さんの小説『神様のボート』です。

 

神様のボート

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小説を読んだのは数年前です。
※手元に本がないので、これから記載するストーリーは少し怪しいです。

 

主人公は既婚者です。夫に不満があるわけではありません。でも、出会ってしまった。運命の人に。彼女はその男性の子を産みます。

 

そして、夫へのすまなさを抱えながらも、愛する人を選ぶ。離婚の条件は、この土地から離れること。

 

相手の男性は、彼女を必ず迎えに来ると言った。どこにいても必ず探し出すと。彼女は、その言葉を信じて家を出ます。

 

そして、贖罪のように引っ越しを繰り返す。迎えを待ちながらも、一か所に留まることをしないのです。ただ、必ず探し出してくれることを信じて。

 

友達ができたころ知らない土地へ連れていかれることについて、娘は不審に思います。不満も募る。けれど、母は何も語らない。

 

寂しさと不安を紛らわすのに、主人公が唯一口にするのが、お酒とリンツのチョコレートでした。

 

私の記憶では、彼女が好きだったのは、たしかミルクチョコレート。ストーリーに不釣り合いに思われる、赤い包みの板チョコだったと思います。

 

こんな小説には、甘さの少ないブラックチョコレートか、もっと気取った一粒ずつのチョコレートが似合いそうなのに、甘ったるいミルクの板チョコ。

 

そこにとても親近感を感じて『神様のボート』がいつまでも胸に残る小説になりました。

 

もし、これがカクテルか何か別のものだったら、記憶に残っていたかどうか分かりません。

 

小説では、年老いてしまった主人公を約束通り彼が迎えに来て終わります。年老いて、と言っても50過ぎくらい。中年だったと思います。

 

神様のボートとは一度乗ってしまったら、行く先は神様に委ねるしかない、ということなのでしょう。

 

江國香織さんは、この小説を「狂気の小説」とおっしゃったそうです。私には「狂気」という表現はしっくりこなかったのですけれど。今もそれは変わりません。

 

泉鏡花の『外科室』

生涯にただ一人の人を思い続けることは、果たして「狂気」なのでしょうか。

 

泉鏡花の『外科室』が好きです。一時期ではありますが、この小説が胸から離れなかったことがあったほど。

 

17ページくらいの短編です。何度も何度も読み返しました。

 

主人公の女性は、ある日小石川の植物園に家族でお花見に出かけます。散策している途中医学生とすれ違う。その瞬間に、お互いに恋に落ちてしまうのです。

 

二人はその後会うことはありません。主人公は結婚し、子供も産みます。そして胸を患う。心臓の手術を受けるため手術室に入ると、執刀医としてあの日の医学生がいます。

 

主人公は、麻酔を拒む。主人は妻を、子供のためにも生きて、元気に戻らなくてはならない、と諭しますが、どうしても彼女は聞き入れません。

 

彼女は言うのです。「私はね、心に一つだけ秘密がある。麻酔が効いてくると、人はうわごとを言うという。絶対に口にすることのできぬ秘密なのだ。だから、どうぞ、麻酔なしに私の胸を切っておくれ」

 

そこに執刀医である彼が来て、無表情で彼女にメスを向けます。その瞬間、彼女は、メスを持つ彼の手に自分の手を重ねて「あなたは私のことを知りますまい」と言う。

 

それと同時にメスを握る手に自分の胸を当てて絶命し、同じ日に彼は自ら命を絶ちます。

 

すれ違い際、たった一瞬目が合っただけ。その相手を一生胸に秘める。誰にも理解できるはずがない。これこそが狂気。

 

おわりに

 

純愛は狂気と紙一重。紙を破れば、すぐに一線を越えて行ってしまいます。生と死が地続きの世界へ。

 

『神様のボート』は、とても面白い小説でした。江国さんの小説は、表現がどこか淡々としていて、余計にその世界にのめりこんでしまうところがあります。

 

「狂気」という表現は、私は、知らない方が良かったかな、と思った記憶があります。なぜなら『外科室』以上の狂気はないと思うから。

 

もう一度、読み返したくなりました。二つの小説を。リンツの代わりに、ガーナのミルクチョコレートを買って。コーヒーを淹れて。

 

 

【本の紹介】『天使の柩(ひつぎ)』村山由佳著を読んで

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作家というもの 

作家というものは、一体どのようにして人の人生、幸せや不幸せについて想像するのだろう。

 

村山由佳さんの本を私は初めて読みました。

 

14歳の少女が主人公です。少女といっても、親の愛情を知らず、不登校援助交際と彼女の過ごしてきた時間は過酷で、誰もが通る道ではありません。

 

登場人物は、はっきりと善と悪に分かれている。この小説はシリーズになっていて、善側の人物それぞれが主人公として別のストーリーをもっています。

 

私は、この小説がシリーズであること、そしてシリーズの最後の作品だとは知りませんでした。そのため、最後まで落ち着かないまま読みました。

 

どこかで、どんでん返しが起きて、少女は奈落の底へ突き落されるのではないかと冷や冷やとしていたのです。

 

小説は、ハッピーエンドです。心配は杞憂でした。少し陰があって、スーパーマンのように強くて、とてもとても察しのいい優しい男性と、彼を取り巻くとびきり善良な人たちが、少女を救い出し、未来をくれる。

 

終わり方はどこか少女漫画を彷彿とさせるものですが、読後感は悪くありませんでした。

 

徹底的に救いのない世界を描いた小説は、読み終えても数日はざらざらとした感覚が自分の身体から離れず、暫く引きずってしまうので『天使の柩』の終わり方に安堵したのです。

 

 

彼女の淡い恋も、将来、きっと実るだろうと想像させる終わり方。

 

どんなに悲惨な状況でも、人間生きていれば、どこかで必ず救いはある。そんなメッセージが込められているのでしょうか。

 

少なくとも、この小説では、絶望からの脱却が描かれています。著者は絶望を、少女の容姿。両親の破綻した夫婦関係。母親と祖母との厳しい嫁姑関係を原因として描きます。

 

ふと思い出したのが、桐野夏生貴志祐介の小説です。*1桐野夏生の作品では、今回と同じように不幸な生い立ちで社会から外れてしまった主人公が罪を犯してしまいますが、彼女の絶望には救いが与えられません。

 

貴志祐介の『悪の教典』は、そもそも主人公がサイコキラーという設定で、救いそのものを必要としていない。

 

ハードボイルドとかサイコ・ホラーというジャンルでの作品だから、これらを並べて考えること自体おかしいのですが、ふと、すごいなあと思ってしまったのです。

 

普通に生活していたら、なかなか触れることのない暴力的な闇の世界を細密に描写できる作家というものに驚嘆するのです。

 

人の不幸や残酷さを読む人の心理について

数年前になりますが、山口真由さんの本を読みました。タイトルは『前に進むための読書論』です。サブタイトルが「東大首席弁護士の本棚」。

 

未就学の子供をもつ母親に大変支持された本らしい。どんな本を読ませたら、山口真由さんのようなエリートに育てられるのか。

 

幼少期に山口真由さんの読んだ本を自分の子供にも読ませたい。そんな思いで読まれたそうです。

 

読んでびっくりしました。大好きな本に前述の貴志祐介の『悪の教典』が挙がっていたのです。スカッとする、というようなことが書かれていました。

 

勉強で疲れた時や、試験が続いてストレスが溜まった時に読むのだとか。興味本位で私も読んでみました。貴志祐介の『悪の教典』。怖くて何日も電気をつけたまま寝ました。

 

私はスカッとはしませんでした。そう言えば、貴志祐介さんも京都大学卒のエリートです。ホラー小説は、別脳で読むものなのかもしれません。別脳?私の造語です(^-^;

 

全く別の世界だと思って読めば楽しめるのかもしれない。ついつい現実世界の中で想像しながら読むと、どす黒い血がリアルに沁みついて取れない気がしてくるのですが。

 

キリンの子 鳥居

主人公の少女、茉莉と重なって思い出したのが『キリンの子』という歌集です。鳥居(トリイ)という女性の短歌集です。

 

彼女は、セーラー服歌人、として知られています。両親が離婚後、母親と二人で生活するのですが、母親は精神を病んで自殺します。

 

その後、養護施設へ入るのですが、虐待を受けます。学校へ行くとそのまま教室の掃除用具入れに入って、虐められないように息をひそめて一日を過ごす。

 

同じような境遇の親友が線路に飛び込んで自殺します。本当の話だろうかと疑いたくなるような過酷な状況の中、彼女は短歌と出会うのです。

 

彼女の紡ぐ三十一文字の世界は、まさに澄徹。

 

セーラー服は、彼女のような境遇の子たちが安心して教育を受けられる環境を整備してほしい、との訴えです。成人しても、彼女は公の場には、セーラー服で出ていたそうです。

 

おわりに

アプリでの読書記録をとっていましたが、先日、iPhoneが故障して、データがすべて消えてしまいました。

 

使っていたアプリは「ビブリア」です。数年分の読書記録が全部ぱあです。痛い・・・

「天使」シリーズ

 

 

 

*1:現役の作家の方の名前を書く時には、つい敬称をつけるべきか省くべきか悩んでしまいます。今回は、敬称略で書くことにしました。